春のおとずれを,美しい鳴き声で教えてくれるのがうぐいすです。昔からうぐいすのことを「春告鳥(はるつげとり)」と呼び、その声を聞くのを人々は楽しみにしていました。
今ごろの旬の野菜は「コマツナ」と「サヤエンドウ」です。
「コマツナ」はうぐいすが鳴くころに食卓に並ぶので、鶯菜(うぐいすな)とも呼ばれています。ビタミンやカルシウムなどの栄養や食物繊維をたっぷりと含んだ野菜の優等生です。江戸時代、江戸川区小松川で改良され、関東を中心に広がっていきました。小松川の地名をとって、コマツナと呼ぶようになったそうです。
「サヤエンドウ」はみそ汁や煮物などさまざまな料理に使われています。サヤエンドウには,体の調子を整えるビタミンCやカロテンという成分が多く含まれています。
参考資料「日本の二十四節気・七十二候」