食育ともつながってくるいい話だったので紹介します。どの人も幸せになりたいと考えています。「幸せ」を感じるのは脳ですね。その「幸せ脳」を長年、研究している脳科学者の黒川伊保子さんのお話です。
黒川さんは、生まれたすぐの自分の赤ちゃんを目の前にして、「幸せに満ちあふれた脳の持ち主にしよう。その実験を自分の子どもでやってみよう」と思いました。
そこで、歴史上、天才と呼ばれた人、成功して多くの人から愛された人について書いてある文献を読みあさりました。そして、共通点が3つ見つかったそうです。
①好奇心が旺盛である。
②意欲がわいてとまらない。
③小さな事でもすぐ感動する。
では、どんな育て方をすれば「幸せ脳」を持った子どもが育つのか、さらに研究を続けました。答えが見つかるまでに11年かかりました。見つかった答えは次のようなシンプルなものでした。
①早寝・早起き・朝ご飯
②読書(ハッピーエンドの物語がいい)
③お風呂(シャワーでなくお風呂)
④運動好き(スポーツが得意でなくても、体を動かすのが好きであればよい)
この中でも「早寝・早起き・朝ご飯」は絶対条件だそうです。なるほどと思いました。皆さんはどう思いますか。
参考資料「日本一心を揺るがす新聞の社説」