1734年のこの日に紀伊國屋文左衛門が亡くなりました。江戸の「ふいご祭」の時、たくさんミカンが必要でした。ところが,嵐になって,ミカンが江戸に届きません。そこで,紀伊國屋文左衛門は,嵐の中,ミカンを満載した船を出し,紀州のミカンを江戸に届けました。そのとき,5万両の大金を得て,そのお金で塩鮭数万尾を買い,帰りの船で上方に運び,巨利を得たと言われています。
紀州のミカンは、温州ミカンより一回り小さく,5~6粒ほど種があります。味や果汁は温州ミカンと同様に甘いのですが,今ではほとんど栽培されていません。ただ,年末になると,青い葉をつけてお鏡餅用に出回ることがあります。
参考資料「食の366日話題事典」