納豆菌が作り出す酵素が大豆のタンパク質や炭水化物を分解して,消化されやすい形にしたり,うま味のアミノ酸に変化したり,ビタミンB2やビタミンKを大量に作り出します。また,納豆特有の納豆ムチンというネバネバも作ります。発酵がさらに進むとアミノ酸が分解されてアンモニアの1種が作られ,あの特有のとなります。最近は,納豆の発酵の最終段階で,冷却をゆっくり行い,においが少なくなるように工夫した納豆も売り出されています。
参考資料「食育歳時記」