1966年(昭和41年)のこの日、科学技術庁が提唱した食品のコールドチェーン(低温流通機構)の第1号として、低温キュウリが東京都内の15の実験店で販売されました。10日福島県岩瀬郡岩瀬村で収穫し、12時間低温処理され、平均7.5度前後の冷蔵コンテナで輸送されました。店頭ではビニール袋4本入り25円、5本入り30円と手頃な価格で販売されました。品質は同日神田市場から仕入れた同県産のキュウリに比べ、低温キュウリの方が実が引き締まっていたそうです。
実験は好評で、以後キャベツ、ニンジン、リンゴなどについても実験が続けられたそうです。
参考資料「食の366日話題事典」