1769年のこの日に、「芋神さま」と呼ばれた青木昆陽が亡くなりました。幕府は青木昆陽に命じて小石川薬園、下総馬加村(現・千葉県幕張)、上総不動村(現・千葉県山武郡九十九里町)で、甘藷(サツマイモ)を試植させました。
上総不動村が選ばれたのは砂地で、やせた土地の同村でも甘藷の栽培ができることを証明するためでした。
青木昆陽が亡くなって十数年後に、天明の大飢饉が起こりましたが、この地方からは1人も餓死者を出さなかったそうです。
参考資料「食の366日話題事典」