長野県内には信濃町以外にもそばの産地はたくさんありますが、その中でも信濃町の黒姫山麓一帯は全国的にも知られている名産地です。
理由は,江戸時代にはすでにそばが栽培されていたという歴史の長さと、味の濃い良質のそばが栽培されていたからです。そばは、1日の中で寒暖差が大きいほど旨みが増すと言われています。日中は気温が上がって朝晩は霧が発生するほど、冷涼な気候である黒姫山麓一帯は、そば作りには大変適しています。
そのため、香りと味が豊かで粘りのある食感が自慢の信濃町のそばは「霧下そば」と呼ばれて、全国のそば通から愛されています。