インスタントめんが、海外で初めて生産されたのは1963年(昭和38年)でした。1980年(昭和55年)代以降は、アジア各国で生産されるようになりました。
海外の生産は、その国の食文化を尊重するようにしなければなりません。たとえば、イスラム教の国では、豚肉を使用しません。ヨーロッパやアメリカは,手間がかかる袋入りのインスタントめんより、めんをマグカップに入れてお湯を注ぐタイプの方が、人気があります。
世界中で年間900億食以上食べられていると言われていますが、日本からの輸出は8千万食しかないので、ほとんどが海外で生産されていると言えます。日本で発明されたインスタントめんは、今や世界のインスタントめんになっています。
これで「インスタントめん・カップめん」のシリーズを終わります。
参考資料「世界にはばたく日本力」